3級の合格率
合格率。
「知らないと、取り掛かりにくい」という方もいらっしゃるかと思いますので、管理人の方で個人的に調査したデータを基に算出します。
但し、
・関西圏の某受験地1ヶ所
・3級のみ
・2010以降の某年度 連続2年分の平均値
という制約付きです。
あくまで一個人が算出したものであり、職業能力開発協会から正式に発表のあったデータではありませんので、その点は何卒ご了承ください。
《初回受験》
・筆記・実技とも合格 → 約75.7%(=一発合格の方)
・筆記のみ合格 → 約21.4%
・実技のみ合格 → 0%
《二回目受験》 ※片方合格後のみ
・実技のみ → 約58.3%
《補足》
上記データに関して、一部補足します。
@一見すると、一発合格のパーセンテージが高めな印象を受けますが、これは「『時計修理』というジャンルに特化した知識と技術を備えた方々が、集中して受験する試験」であることを考慮すれば当然の現象であり、一言で「誰もがチャレンジしやすく、合格しやすい試験」というニュアンスで片付けるのとは、少し違うのではないかと思います。
A初回受験においては、2年通じて「実技のみの合格率が0%」。
逆に言えば、
・「筆記試験の合格率」が大変高い傾向を持つ
・「実務経験の規定」が変更されても、技術面の研鑽は従来と変わらず必要
という試験である、ということです。
B「筆記試験のみ」のリベンジ試験(=一部合格後の再受験)は、調査年度に限り再受験者の参考データがありません。(※いらっしゃらなかったのです)
C「実技試験のみ」のリベンジ試験に関しては、もう少しデータが必要かと。
……と申しますのも、年度別に算出すると、
とある年度の合格率 → 16.6%
他方の年度の合格率 → 100%
となり、実はかなり両極端な結果だったのです。
2年分の平均は算出したものの、参考には少々弱いかな、と思います。