時計の囁きを聞きたい皆様に……

検定の準備 ≪実技編≫

「検定の準備」=試験に臨むにあたっての持ち物チェック表です。

 

持参する工具数が多いので、念入りに。

 

必ず、当年度の検定内容に沿った工具をご用意ください!

 

送付された封筒(=受験票扱い)&試験問題も、必需品ですよ〜!!

 

 

品名

数量

備考

デジタル式回路計(テスター)

1

測定補助具の使用可
裏ぶた側開閉治具

適宜

側保持具の使用可
作業用机上マット

1

机上面きず防止用
拡大鏡

適宜

きずみ、ルーペ、双眼顕微鏡等
ピンセット

適宜

ドライバー

適宜

やっとこ

適宜

バンドこま詰め用工具

一式

はずし棒、金槌、バンド用万力等
ばね棒外し

適宜

ふせびん

適宜

セルベット類

適宜

指サック

適宜

ちり吹き

1

エアースプレー缶も可
塗布器

適宜

シリコーングリース塗布用
セロハンテープ

適宜

包装用
はさみ又はカッターナイフ

適宜

筆記用具

適宜

黒色マーキングペン及び黒色ボールペン
電子式卓上計算機

1

6桁以上 電池式(太陽電池式含) 

関数電卓不可(プログラム機能付のもの含)

上履き

1足

ビニール袋

適宜

くつ入れ用
ごみ除去剤

適宜

ロディコ等
照明器具

1

治工具補修用工具

適宜

といし、やすり等 電動工具は不可

閑話3-1 工具の大切さ

≪工具について≫

 

私自身は、必要に応じて1つずつ工具を集めていったタイプです。

 

(=出来の悪い生徒なものですから、進行が遅いとも言えます(笑))

 

中には粗悪品もありましたし、実際に使用してみて初めて、使いにくさを実感する工具にも巡り会いました。

 

いくら使用者側が未熟とはいえ、「側開け」なのに、裏ぶたが開けられないのはいかがなものかと。(どちらの商品かは伏せさせて頂きますが)

 

その過程で、たまたま時計工具.com様と御縁を頂きました。

 

内容が充実していて良いです、時計工具.com様独自の「推奨工具セット」。

 

検定以外でも必要なものが揃っているだけでなく、全て良質なものをピックアップしていらっしゃいます。

 

もっと早い段階で御縁があったら、間違いなくこちらでセット購入させて頂いたに違いないと思います。

 

(しかし、それだと粗悪品との縁もなかった訳ですから、工具の善し悪しを明確に知るためには順当だったとも)

 

他に、初心者キット・2級・1級向けセットなどもあり、もちろん単品購入も可能です。

 

 

それだけではありません。

 

 

こちらの手違いで、やむを得ず電話をお掛けする必要が生じ。

 

「職人気質の、ぶっきらぼうで怖い」応対を覚悟して、恐る恐る電話をしたのです……。

 

が、「マ○オットアソシアホテル」のフロントばりの、極上の対応を頂戴してしまい、庶民の私は、恐縮至極……こちらの不手際なのに……(汗)

 

その上、小さな工具が多いにも関わらず、配送して頂いた商品の梱包が、ひとつひとつ全て丁寧。

 

工具へのこだわりと愛情を感じて、嬉しくなってしまいました。

 

迷走した結果、自信を持ってお薦めできるお店に出会えたことに、心から感謝です。

閑話3-2 工具の大切さ 

ここから先は、あまり縁起がよろしくない実話ですので、試験前にはスルー推奨です。

 

初期の段階で工具を見る目がなかったツケが、とんでもないタイミングで返ってきたのには、もはや人智を超えた何かを感じました……。

 

実技検定の前夜。

 

持ち物チェックも終わりましたので、最後にもう一度だけと、時計のベルト外しを行っている最中。

 

予想だにしなかったトラブルが。

 

 

 

 

……愛用の「ばね棒外しの柄が、中央で真っ二つに折れた」!!!

 

(※上でご紹介したのとは別の所で入手したもの)

 

 

 

 

形あるもの、いつか壊れるとは申しますが。

 

折れる時には折れるものなんですね、これ……。

 

 

 

 

 

時刻は折しも夜、検定の集合時間10時間前。

 

そして手元に代替工具なし。

 

……本当に大事ですわ、工具のコンディション(涙目)

 

検定の準備項目をご覧になっていて、薄々お気づきでしょう。

 

管理人、良く言えば慎重派、悪く言うなら小心者。

 

検定直前の工具破損に呆然自失。

 

 

冷静に考えれば、

 

・知人に貸してもらう

 

・他のドライバーを使用する(試験の時計は金属製ベルトですから)

 

など色々手段もあるのですが、折れた直後は、時間帯も相まって、気持ちの余裕ゼロ。

 

 

この時脳裏をよぎったのは、何年か前の、男子フィギュアスケートの演技の1シーン。

 

本番中、スケート靴の紐が切れ、演技が中断されるというハプニング発生。

 

数分間競技が止まってしまい、もはや高得点が望めないにもかかわらず、彼は演技を再開し、最後まで果敢に滑り通したのです。

 

潔い姿に、感動を覚えました。

 

 

で、明日は、紐のない靴で検定会場に向かおうと決意……。


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