日本時計師会と公認高級時計師 CMW
「日本時計師会と公認高級時計師 CMW」のINDEX作成にあたりまして。
以前関西方面での日本時計師会本部も兼ね、現在はC.M.W.事業関連業務に携わっておられる 岩崎時計店 玉田寿夫様が、当サイトでの紹介をご快諾下さった事に深く感謝申し上げます。
けもの道の開拓中。
何度か「CMW試験」なるワードに触れることがありました。
また幸運にも、玉田様に直にお話を聞く機会にも恵まれました。
そのため、当サイトでも、CMW試験を行っている「日本時計師会」について少し触れますが、詳細は岩崎時計店HPでもご紹介していらっしゃいます。
また、その後、日本時計師会(C.M.W.)のHPも開設されております。
日本時計師会HP(※一部工事中)
お手数ですが、CMW関連のお問い合わせは、上記HP等にお願いいたします。
≪CMWとは≫
Certified Master Watchmaker (サーティファイド マスター ウォッチメーカー)の略で、米国時計学会公認高級時計師を指す称号です。
=参考歴史=
1950年 (昭和25年) 頃
米国時計学会 (Horological Institute of America 略してH.I.A ) 日本支部設立
1960年
日本時計師会 (Japan Timing Manipulators Association 略して J・T・M) 発足
ものすごく要約すると、1950〜1960年の期間に行われていた、米国時計学会の試験内容を日本仕様に改良し、以降実施されたのが、CMW試験。
(ニュアンスにズレがありましたら、申し訳ありませんがご連絡をお願いします)
CMW合格者とは「我が国に於いて、最高の内容試験」を突破して得られる称号であり。
玉田様曰く、
「端的に言うと、『環境が整えば、時計を作るだけの知識と技術を有している』ともいえます。」
=部品からの製作込みで、丸々1個の時計を作り上げられるレベル
……工具破壊してオロオロしている人種とは次元が違い過ぎます(汗)
(いやそれ以前に、2級の学校で、工具を自作する授業がありましたね……)
≪補足≫
※この項目は、最新情報により随時更新します
1980年の段階で、CMWの有資格者数が丁度800名というのは、余りにも有名な歴史かと思います。
(超難関試験のため、1981年以降合格者が皆無だった影響もあり、休止に至ったとも聞き及んでおりますが……)
しかし、2014年。ついに待望の試験再開!!!
日本時計師会会員様並びにC.M.W.メンバーの有志の方々が、有資格者数の最新情報を収集・2014年度以降のC.M.W.試験に向けて精力的に活動中です。
一部で「幻」とも囁かれていたCMW試験が、本格的に再始動しています。
管理人のコレクションの一部はアンティークに近いものがありますので、部品から作れる方が多数輩出される試験が復活するなら本当に「嬉しい」の一言に尽きます!
≪受験資格≫
厚労省技能試験検定一級合格者、または同等以上の実力があると認められる者
※試験は第1次・第2次に分かれており、CMW取得には両方の試験に合格する必要があります。